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コルチゾールはダイエットとストレスの味方!!

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コルチゾールは睡眠中に分泌するホルモンの中でも、成長ホルモンに続いて大切な働きをしています。

 

ただ、コルチゾールは適切な量が分泌されていると体と心に良い働きをもたらしますが、多すぎたり少なすぎたりすると、身体に悪い影響を及ぼします。

 

コルチゾールの分泌には睡眠が大きく影響しています。

 

コルチゾールの働きとは?コルチゾールを味方につける方法とは?コルチゾールを味方につけると、どんなにいいことが起こるのでしょう?

 

コルチゾールはダイエットとストレスの味方!!

コルチゾールの働き

睡眠中の栄養補給

睡眠中の栄養補給です。睡眠中は休んでいるだけなのでエネルギーを必要としないと思われがちですが、睡眠中でも体や脳の中では日中とは違う重要な働きをしています。たとえば、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、細胞の新陳代謝を助け、免疫機能を高めます。

>>成長ホルモンに関する記事はこちらをご覧ください。

 

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 また、レム睡眠中の脳は、日中に得た情報を整理し、記憶にとどめるために目まぐるしく働いています。

>>レム睡眠について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

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 成長ホルモンの分泌には、良質なたんぱく質が、脳が働くためには、大量の糖質が必要になります。

 

ところで、あなたは一日何回の食事をとりますか?

 

大体の人は、一日の食事を3回に設定しています。

 

朝食は、ご飯やパンといった炭水化物がメインの食事が定番です。炭水化物は身体の中で分解され、糖質へと変化します。朝食は、目覚めから脳が活発に働くための食事です。

 

朝食のエネルギーは、昼ごろには不足してお腹が空いてきます。昼食は夕食までの間活動するためのエネルギーを補給するものです。ダイエット中の昼食は、野菜をメインにした栄養のバランスのとれた軽めの食事をとるとよいとされています。

 

夕食は、寝る時間までに必要なエネルギーを補給します。睡眠中のエネルギーは、夕食だけでは補うことができません。

 

睡眠中に必要なエネルギーを補給するのに働くのが、コルチゾールなのです。コルチゾールは、体内に蓄積された栄養分をエネルギーに変えて、睡眠中のエネルギーを補給し、生命活動や脳の活動を維持しているのです。

心地よい目覚めに働く

コルチゾールは睡眠中に分泌されます。成長ホルモンは、睡眠の深さに影響をされます。睡眠が浅いと、成長ホルモンは十分に分泌されません。

 

一方、コルチゾールは一定の時間になると分泌される性質を持っています。コルチゾールは睡眠をとる時間がどうであれ、夜の3時くらいから分泌量が増えて、朝の8時半ごろには分泌量が減ってしまいます。

 

また、コルチゾールはストレスと深い関係があるホルモンです。ストレスが多いと分泌量が増えてしまいます。

 

コルチゾールは朝に向かって増加し、睡眠時に速やかに活動できるように体に蓄えられた栄養分からエネルギーを作ります。また、睡眠中に十分な量のコルチゾールが蓄えられ、日中のストレスに備えているのです。

コルチゾールが多いとどうなる?

コルチゾールはストレスに反応し、血圧を上昇させるなど、身体に影響を及ぼします。コルチゾールが増えると、セロトニンという脳内物質が増え、うつ病を引き起こします。また、クッシン具症候群などの病気でも、血液中のコルチゾールの濃度が高くなります。

コルチゾールが少ないとどうなる?

コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンです。副腎皮質の機能が低下すると、血液中のコルチゾールは不足していきます。アジソン病や、副腎皮質低下症などの病気になっている可能性が考えられます。

コルチゾールを味方につけるとどんないいことが?

コルチゾールは睡眠中に体に蓄えられた栄養素からエネルギーを作り出しています。つまり、寝ている間に脂肪や糖質を燃焼してくれているのです。

 

また、日中の活動は、ストレスとの戦いです。コルチゾールはあらかじめ朝の段階で日常生活でストレスと闘うために十分な量を蓄えられていて、少しくらいのストレスにぶつかっても、精神的なダメージを最小限にとどめてくれるのです。

つまり、コルチゾールは

  • ダイエット
  • 精神状態の安定

に大切な役割を果たしています。

コルチゾールの分泌を促す睡眠

コルチゾールの恩恵を受けるためには、睡眠をとる時間に注意が必要です。コルチゾールは3時~8時半の間に分泌されます。睡眠時間は、このコルチゾールの分泌時間を外さないようにしましょう。

 

また、コルチゾールが分解し、エネルギーに変えたブドウ糖は、昼間で睡眠をとっていると再びグリコーゲンという形になり体に溜まってしまいます。グリコーゲンの状態になった糖質は、スムーズに使われにくいのです。

 

つまり、3時から分泌されるからと言って3時から昼まで寝てしまうと、せっかく分解した糖質が使いづらい形となって体に溜まってしまうのです。

 

ダイエット効果を狙うのであれば、成長ホルモンの働きも大切です。睡眠時間は、10時からとるのが最も美容とダイエットに良いといわれています。

 

また、夕食の量が多かったり、時間が遅いと、睡眠中にコルチゾールが分泌されても分解する栄養素が無く、ダイエット効果が薄くなってしまいます。夕食は寝る前の3時間前に軽めに取るのがよいとされているのは、コルチゾールの働きを最大限に生かすためなのです。

 

コルチゾールは日中のストレスにそなえて朝のうちに蓄積されています。コルチゾールが不足した状態で強いストレスにさらされると、今度はストレスがコルチゾールの分泌を促し、分泌量が過剰になります。コルチゾールはセロトニンという脳内物質の分泌を抑えてしまいます。セロトニンは食欲を抑える働きがあります。セロトニンが足りなくなり、食欲が増すのはダイエットにとってうれしいことではありません。

 

また、セロトニンの不足はうつ病の原因になります。

日中に受けたストレスが多く、コルチゾールの分泌が増えると、記憶を司る海馬が委縮し、認知症を引き起こすともいわれています。

 

睡眠時間を成長ホルモンやコルチゾールの分泌に合わせてとり、十分な量のコルチゾールを体内に蓄え、ストレスに強い状態を作りましょう。

まとめ

コルチゾールは成長ホルモンについて体と心の健康に欠かせないホルモンです。

 

コルチゾールは寝ている間に体内に蓄積されている栄養からエネルギーを取り出し、睡眠中の生命活動を維持しています。また、日中のストレスと闘うために、朝方に向かって十分な量が分泌されて蓄積されます。

 

コルチゾールのダイエット効果と抗ストレス効果、そして成長ホルモンの美容効果を高めるために、夜の10時ごろから睡眠をとりましょう。また、コルチゾールのダイエット効果を高めるためには、夕食は寝る前の3時間前に軽めに取るのがお勧めです。

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