ゴルフのためにすっきり早起きする方法
趣味のゴルフの日は朝早くに起きてゴルフ場へ向かいます。少しでも良いスコアを出すためにすっきりと早起きしたいとおもったら、どんな工夫をしますか?「早く寝る」という人が多数派だと思います。しかし、その努力はあまり報われないようです。
眠りのメカニズム
たとえば毎朝6時に起きている人が、ゴルフのために4時に起きたいと思います。いつもよりも2時間早く起きるので、2時間早く布団に入ろうと思います。
しかし、布団に入っても寝つくことができず、結局寝ついたのはいつもと同じ時間、もしくは、寝つけないと焦ったせいでもっと遅い時間になったり、眠りが浅くなってしまったりします。
早く起きたいと思ったからと言って、眠りたい時間に寝付ける人はなかなかいません。
それはなぜでしょう?
人間の身体は体内時計でコントロールされているからです。
社会生活を送っていると、大体同じ時間に目が覚め、夜は大体同じ時間に眠りにつくと思います。毎日同じ時間にお腹がすくのも、すべて体内時計の働きによるものです。
体内時計はメラトニンというホルモンが鍵を握っています。
メラトニンは睡眠をコントロールするホルモンです。メラトニンは朝目覚めて朝日を浴びると体内から消えてなくなります。メラトニンが消える時、体内時計はリセットされ、新しい1日の時間を刻み始めます。
実は、人間の体内時計は25時間にセットされています。メラトニンによって体内時計がリセットされなければ、体内時計は少しずつ狂っていくのです。
メラトニンの分泌をコントロールしているのは、脳の「松果体」というところです。朝日の光が目に入ると、光刺激が脳の「視交叉上核」というところに伝わります。「視交叉上核」は体内時計を司っている場所で、光刺激によって朝が訪れたことを知り、体内時計を修正します。
光刺激は「視交叉上核」を経て「松果体」へと伝わっていきます。「松果体」は光刺激を受けてから15~16時間後に再びメラトニンの分泌をはじめます。
メラトニンが分泌され、だんだんと量が増えて行くと体温が下がり、呼吸や脈拍や血圧が落ち着いていき、副交感神経が働いて睡魔がやってくるのです。
早起きするなら前日の起床時間を調整する
ここまで読んだら、朝早く置きたいとおもう時は、体内時計を起きたい時間に向かってリセットすればよいのだということに気が付くと思います。
しかし残念ながら普段からしっかりと体内時計が正しい時間を刻んでいる人ほど、体内時計を好きなようにずらすことは難しいのです。体内時計が狂ってしまうと、自律神経やホルモンの働きが乱れ、身体が不調をきたしてしまいます。
ですから、体内時計は狂いにくいように出来ているのです。
それでも、前日にやみくもに早く布団に入るより効果的なのは確実です。
朝4時に起きたいと思った日の前日は眠りたいと思っている時間よりも15~16時間前に起床します。光を浴びてしっかりと体内時計をリセットします。いつもと違う時間い起きたせいで日中睡魔に襲われたら、仮眠をとって乗り切りましょう。
そうすればきっと、早い時間に眠たくなり、すっきりと目覚めることができるでしょう。
スポンサードリンク