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仕事帰りのフィットネスジムが睡眠不足の原因になるって本当!?

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仕事帰りのフィットネスジムが睡眠不足の原因になるって本当!?

健康のために、ダイエットのために、フィットネスジムを利用している人は多いのではないでしょうか。駅に近いフィットネスジムは便利ですね。仕事帰りに手軽によれるフィットネスジムがあれば3日坊主にならなくて済みそうです。でも、仕事帰りのフィットネス通いが睡眠不足の原因になる可能性があることを、知っていますか?

 

人が眠たくなる理由

人は2つの睡眠サイクルによって睡眠時間をコントロールしています。一つは、ホメオスタシスというメカニズムです。ホメオスタシスとは、身体の状態を常に一定にしておこうとする身体の機能です。

 

人は活動していると脳の中に睡眠物質という睡眠を促す物質がたまっていきます。この睡眠物質がたまってくると、眠気が訪れるのです。

 

いわゆる「疲れて眠たくなっちゃった・・・。」という状態です。

 

もう一つが、体内時計による睡眠のメカニズムです。睡眠を司る「メラトニン」という物質が大切な役割を果たしています。

 

メラトニンは、朝目覚め、朝日を浴びると体の中から消えてなくなります。そうすることで体内時計がリセットされ、新しい時間を刻み始めます。そして、16時間後からまた増え始めます。メラトニンが増えて行くと、体温が低下し始め、身体は睡眠の準備を始めます。

 

メラトニンが充分な量に達し、体温が下がり、副交感神経が働いている状態になると、人は眠りにつくことができます。

 

仕事帰りのフィットネスジムに向いている時間と寄ってはいけない時間

ところで、人が最も活動的に働く時間帯がいつなのか知っていますか?実は、1日の中で最も体温が高く、交感神経が活発に働いている時間は夕方の5時~8時なのです。スポーツの競技会は日中に行われることが多いのですが、良い記録が残りやすいのは、日中ではなく、午後5時~8時です。午後5時から午後8時は身体を動かすゴールデンタイムなのです。

 

しかし、午後9時を過ぎると、体温が下がり始め、交感神経の代わりの副交感神経が働き始め、身体が睡眠に向かって準備を始めます。

 

フィットネスジムの中には、夜間割引を設定しているところも多いようです。しかし、安さにひかれて夜間に運動すると、身体の中ではどのような反応が起こるでしょう。

 

運動すると交感神経が刺激されます。また、運動すると筋肉が活発に働き、体温が上昇します。睡眠の準備をしようとする身体の働きとは全く逆のことが起こってしまうのです。

 

夜間に活発に働き始めた交感神経が静まり、筋肉の活動が治まって体温が下がり始めるまで、運動をやめてからもしばらく時間がかかります。体は疲れているのですが、目がさえてしまって寝つきが悪くなる可能性があります。もしも眠りにつけたとしても、交感神経が高ぶっているので眠りが浅くなったり、中途覚醒が起こりやすくなってしまいます。

 

運動をする習慣をつけることは健康を管理する上でとても大切なことです。フィットネスジムに通うのはとても良い習慣です。ただ、運動をする時間帯には注意が必要です。

 

フィットネスジムで汗をかくのは、午後8時くらいまでにしておきましょう。その後はジャグジーでゆったりと汗を流しましょう。帰宅してからはできるだけゆったりとした気持ちで時間を過ごし、睡魔の訪れを待ちましょう。

 

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