仕事中に眠たくなるのはなぜ?
仕事に集中しなくてはいけないのに、突如訪れる眠気。前夜夜更かししたわけではないのに、なぜか仕事中に眠たくなってしまう。仕事の能率を下げてしまう日中の眠気はなぜ起こるのでしょうか?
人には2回眠気のピークがある
人間は朝起きて夜眠るという習慣を長い間守ってきた生き物です。そのため人間には、朝起きて夜眠るという生体リズムが備わっています。生体リズムは体内時計によって維持させています。
体内時計が正常に働いていると、人間は決まった時間に眠りにつきます。睡眠のリズムは体内時計の軸となる大切な活動なのです。
人間が眠気を最も強く感じる眠気のピークは午前2時~午前4時です。その時間帯は体温が最も低くなっていて、たとえ起きていても体が活発に動くことが難しい時間です。
でも、人にはもう一つ、日中に眠気を感じる時間帯があります。
眠気が起こる時間帯は?
二つ目の眠気のピーク時間は午後2時~午後4時ごろです。そうです。仕事中に眠たいと感じる時間とちょうど重なっているのです。
仕事中の眠気は仕事に意欲を失っているわけでも、さぼりたい気持ちがあるせいでもないのです。人間の生体リズムによっておこる、きわめて生理的な現象なのです。
日中の眠気の原因は?
では、なぜ午後2時~午後4時の時間帯に眠たくなるのでしょう?
人間がこの世に誕生した時代にさかのぼると、この謎が解けるようです。
人類の発祥の地はアフリカです。最も古い人類は、アフリカの大地で文明の力もなく生きていました。アフリカの午後2時~午後4時は、とても強い太陽の光が大地を照りつけています。
人類は太陽が照りつけ、熱せられるような外気温の中で命を守るために、日陰に隠れ、休息をとっていたのではないでしょうか。現代の私たちを悩ませている午後2時~午後4時の眠気は、原始の時代の人類が自分たちの命を守るために身に着けた生きるすべだったのではないでしょうか。
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