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夜勤中は仮眠をとったほうがいい?とらない方がいい?

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夜勤中は仮眠をとったほうがいい?とらない方がいい?

夜勤中に仮眠をとったほうがいいのか、とらない方がいいのか職場の先輩に聞いてみたことがありますか?仮眠をとるとかえって眠気が残ってしまうという意見を持っている人も多いようです。しかし、科学的には仮眠をとったほうが夜勤中のミスや居眠りによる事故を防ぐことができる事が分かっています。

 

睡眠の役割

脳は起きている間休みなく働き続け、情報を処理し、起こすべき行動を判断し、各器官に命令を下しています。まるで、高性能のコンピューターのようです。睡眠は、休みなく働き続けて熱くなった脳というコンピューターを冷やし、疲労を回復する役割を果たしています。

 

睡眠をとらないと、人は体温を調節する機能を失い、やがて意識レベルが低下して幻覚を見るようになります。

 

sleepwell.hatenadiary.jp

 睡眠は脳が深刻なダメージを受ける前に必ず訪れ、脳を守っているのです。

 

身体も、睡眠によってメンテナンスされています。深い睡眠に入ると、成長ホルモンが放出されます。成長ホルモンは子供の背を伸ばすためだけにあるのではありません。大人になってからは、成長ホルモンは日中に傷ついた細胞組織を修復する役割を果たしているのです。

 

仮眠の効果

夜勤前に睡眠をとっていても、「寝だめ」をすることはできません。睡眠はたまった睡眠物質を解消することができますが、まだ溜まっていない睡魔を先に消しておくことはできないのです。

 

本来寝ているべき時間に起きて作業を行っていると、日中以上に脳も体も疲労します。仮眠は、夜勤中の仕事でたまった疲れを癒し、仕事の効率を上げてくれるのです。決して長い時間の仮眠を必要とするわけではありません。30分だけでも、十分に疲労によるミスや居眠りによる事故を予防する効果があります。

 

仮眠におすすめの時間帯

体内時計のリズムによると、眠気のピークは午前2時~午前4時に訪れます。その時間帯は体温が下がり、睡魔が訪れるため判断力や集中力が衰え、ミスが多くなります。また、体も動きにくく、仕事の効率も悪くなっています。

 

仮眠をとるのなら、このもっともねむたい時間帯である午前2時~午前4時の間がおすすめです。短時間でも仮眠をとると、たまった睡眠物質を解消することができ、脳の疲労が取れてすっきりします。短時間でも成長ホルモンが分泌し、身体の疲労も回復します。

 

 

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