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寝た気がしない・・・。その原因は熟睡障害かもしれません

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寝た気がしない・・・。その原因は熟睡障害かもしれません

寝つきはいいし十分な時間寝ているはずなのに、朝起きれない。疲れが取れない。日中強い眠気に襲われる・・・。そんな症状に心当たりのある人は、熟睡障害なのかもしれません。熟睡障害とは、慢性的に眠りが浅く、眠りの質が良くない状態の事です。

 

熟睡障害とは?

睡眠中は、レム睡眠とノンレム睡眠という2種類の眠りを約90分ごとに繰り返しています。レム睡眠は「心のメンテナンス」をしている睡眠です。レム睡眠は眠りが浅く、夢を見ています。

 

レム睡眠は脳や身体のメンテナンスをしている深い眠りです。人が眠りにつくと、まずまっすぐにノンレム睡眠の状態になります。60分から90分後ノンレム睡眠からレム睡眠に移行しますが、ごく短時間で再びノンレム睡眠に落ちります。

 

このノンレム睡眠の第1波と第2波は通常もっとも深い眠りになります。第1波と第2波の深い眠りは、日中休みなく働き続けた大脳皮質を休めるのに非常に大切な眠りなのです。熟睡障害の人は第1波第2波のノンレム睡眠が充分な深さに到達していないのです。

 

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熟睡障害の原因は?

自律神経の乱れ

睡眠時は、副交感神経が優位に働き、交感神経は休んでいます。しかし、何らかの原因で睡眠中に交感神経が働くことにより、睡眠が浅くなります。

 

睡眠時の自律神経の乱れで最も多いのは、アルコールやカフェインの影響です。日本人は睡眠薬代わりに「寝酒」をする習慣をする人が多いのです。アルコールは、寝つきをよくします。しかし、アルコールが分解されるときに、「アセドアルデヒド」という物質になります。アルコールがアセドアルデヒドに分解されるのは、飲酒後2時間くらいです。アセドアルデヒドは交感神経を刺激し、眠りを浅くしてしまいます。寝酒を習慣にしている人の身体にアセドアルデヒドがあらわれるのは、ちょうど大切なノンレム睡眠の第1波第2波に落ちる時間なのです。

 

 

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コーヒーに含まれているカフェインが眠気を覚ますということは、周知のとおりです。カフェインは眠気を誘うアデノシンという物質の働きを邪魔するのです。睡眠不足を気にしている人は眠る前にコーヒーや紅茶などのカフェインをとらないように気を付けていることでしょう。しかし、カフェインの効果は8時間から12時間も続いてしまうのです。昼食後や3時のおやつのお供に飲んだコーヒーが眠りを妨げている可能性もあるのです。

 

ストレスは自律神経の乱れを生じさせます。ストレスを感じているときは交感神経が優位に働き、副交感神経が働きにくくなっています。過度なストレスや、長期間ストレスにさらされていると、自律神経はバランスを崩し、睡眠だけではなく身体のいたるところに不調があらわれてきます。

 

体内時計の乱れ

睡眠中のレム睡眠とノンレム睡眠のバランスは、睡眠をコントロールしているホルモンや睡眠を促すアデノシンなどの物質がシーソーのように規則正しく働くことによって保たれています。

 

睡眠に関わる物質が絶妙なタイミングで分泌されて初めて良質な睡眠がとれます。この根本となっているのが体内時計です。

 

人の体内時計は25時間に設定されています。それなのに、毎晩同じ時間に眠りにつくことができるのは、毎日体内時計がリセットされているからです。体内時計は朝日を浴びることによってリセットされます。

 

決まった時間に体内時計をリセットする、つまり、毎朝決まった時間に起きる習慣のない人は、体内時計が乱れがちになっています。また、眠り始める時間が遅く、目覚めるのが朝10時以降になると体内時計がリセットされません。

 

「寝る時間は不規則だけど、十分な時間寝ている。それなのに疲れが取れない。」という人は、朝起きる時間だけでも一定に時間に修正しましょう。そうすると自然に眠る時間も同じ時間になります。同時に眠りの質も良くなって行くでしょう。

 

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腰痛など身体の不調

ヘルニアなどで腰痛など体に慢性的に身体の不調を抱えている人は、疼痛刺激が眠りの質を悪くしている可能性があります。睡眠中は、視床下部への刺激の伝達は遮断されていて、聴覚や触覚などの刺激は伝わりにくくなっています。

 

しかし、寝返りを妨げる寝具を使っていたり、過度に柔らかい敷布団で寝ることによって背骨に負担がかかると、首や腰など身体のいろいろな場所に痛みを生じてしまいます。繰り返される痛みは視床下部に伝わり眠りを妨げることになります。

 

 

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睡眠環境の問題

睡眠中の明かりは、豆電球の明かりでも強すぎます。強い明りはメラトニンを減少させ、眠りの質を悪くしてしまいます。眠る前にスマートフォンを見ている人も同様です。スマートフォンから発せられる発光ダイオードはメラトニンを減少させ寝つきや眠りの質を悪くしてしまうのです。

 

熱がこもりやすかったり、寝返りを妨げる枕、背骨を不自然な状態にしてしまうマットレス、寝返りをうちにくくしてしまっているパジャマなどは身体の痛みの原因となります。睡眠中の寝返りは、質の良い眠りを維持するためには大切なのです。

 

 

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睡眠時無呼吸症候群

眠りが浅い人は、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は眠っている間に気道が周辺の脂肪や舌根によってふさがれ、一定時間呼吸が止まってしまうのです。

 

呼吸が止まると、脳は急いで眠りから覚めようとします。そうすると、眠りは浅くなります。呼吸が止まっている間脳は酸欠の状態になります。これも日中の眠気の原因になります。家族からいびきがうるさいと指摘されている人は、専門機関の受診を強くお勧めします。睡眠時無呼吸症候群は交通事故など大きな事故の原因となります。自分だけではなく、周囲の人を巻き込んだ大きな事故になる可能性があるのです。

 

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 >>熟睡障害の改善方法はこちらです。

 

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