朝早く目が覚めてしまう・・・。早朝覚醒の原因は?
起きる時間よりも2時間以上早く目が覚めたのに、もう一度眠りにつくことができないということはありませんか?朝早く目が覚めてしまうのは早朝覚醒型の不眠症なのかもしれません。
早朝覚醒型の不眠症とは?
早朝覚醒型の不眠症とは、起きる予定の時間よりも2時間以上早く起きてしまい、再び眠りにつくことができない、そのために日中眠気に襲われるなど日中の活動に何らかの影響を与えているという状態が1か月程度続いている状態です。
極端に早い時間に布団に入る、長い昼寝をしているという人は、早朝覚醒型の不眠症には当てはまりません。休日に休養をとりすぎ、月曜日に早朝覚醒が起こるといったケースも除外します。
早朝覚醒型の不眠症の原因1 うつ病
早朝覚醒型の不眠症の原因で、最も多く最も深刻なのがうつ病です。うつ病の早朝覚醒では、目が覚めた時に締め付けられるような胸の痛みを感じることがあります。非常に不安感の強い時におこる症状です。
うつ病の早朝覚醒はとても深刻です。なぜなら、うつ病の自殺企図の時間で多いのが早朝覚醒時だからです。早朝覚醒時は家族が寝静まっており強い孤独や不安感を感じやすい時間帯でもあります。
早朝覚醒に加えて、不安感や抑うつ気分など、うつ病の症状に当てはまることがあったらすぐに精神科のクリニックを受診しましょう。うつ病には「仮面うつ病」と言って身体的な不調が前面に出ている病態もあります。精神的な症状が無くても、肩こりや頭痛などの身体的な不調を訴えているのであれば、精神科のクリニックを受診したほうがよいでしょう。
早朝覚醒型の不眠症の原因2 加齢
人は40歳を過ぎると眠りが浅くなり、朝早く目覚めやすくなります。生理的なものなのですが、日中の活動に悪影響があるようであれば、何らかの対処方法を考えたほうがよさそうです。
早朝覚醒型の不眠症の原因3 睡眠サイクルの乱れ
夜眠り、朝起きるサイクルを睡眠サイクルと言います。体内時計のリズムに大きな影響を受けています。体内時計は24時間よりも通常は長く設定されており、朝日を浴びた時点でリセットされます。
体内時計は年齢を重ねるにつれて乱れてくることが分かっています。体内時計の周期が短くなっていると、睡眠のサイクルも乱れ、朝起きる時間が前倒しになって早朝に目が覚めることになります。
早朝覚醒型の不眠症の原因4 環境
夏は4時くらいには窓の外が明るくなるのではないでしょうか。動物は本来太陽の光に従って行動しています。朝日が昇ると朝だと認識し、活動を始めるのです。人間も本来は朝日とともに活動を始めていました。
朝日を浴びると目が覚めるのは当然ですが、それでは日中睡魔に襲われることになってしまいます。動物のように、眠たくなったらうとうと仮眠をとるということはできませんから、困ってしまいますよね。
早朝覚醒の対処法については次の記事をご覧ください。
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