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枕の選び方|良い睡眠と健康のために

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枕の選び方|良い睡眠と健康のために

枕はどのような基準で選んでいますか?固さ、高さ、大きさ、デザイン、価格など、選ぶ基準はたくさんあると思います。

 

枕は、6~8時間ほどの時間、身体の中で最も重たい頭と、身体の中で最も弱くデリケートな首を支えるものです。選び方を間違えると、首は一晩中不自然な状態になります。体のどこかが不自然であれば、首以外の場所にも負担がかかってきます。

 

あなたは肩こりや腰痛、頭痛に悩まされていませんか?日中の倦怠感や眠気に悩まされていませんか?

 

もしかしたら、原因は枕のせいかもしれません。

枕の役割

頭は身体の中で最も重たい部分です。頭を支えている首は支えている重さに比べて不自然に重く、また、頸椎動脈や脊髄などとても重要な血管や神経が通っているデリケートな場所です。

 

睡眠中は筋肉の緊張は緩んでいます。また、睡眠中の脳は神経の伝達をシャットアウトしているので慢性的な痛み刺激は感じなくなってます。また、睡眠時には1晩に40回程度の寝返りを打ちます。睡眠時の姿勢は、あおむけで眠る人もいれば横向きで寝る人もいます。寝ついたときの姿勢がどうあれ、睡眠中はあおむけになったり横向きになったりと無意識に姿勢を変えています。

 

そのような無防備な状態で、周囲の状況も分からず動き続ける頭や首を、一晩中支え続けるのが枕の役割です。

頸椎の形

人間の首はまっすぐに見えます。しかし、首の骨は緩やかなカーブを描いています。首の骨は頸椎という7つの小さな骨が縦に並んで構成されています。頸椎のカーブは、重たい頭を支える時に、重心をとらえやすくし、衝撃を吸収しやすくするためにあります。

 

頸椎と頸椎の間には、椎間板というクッションが挟まっています。椎間板があるため、多少の衝撃や無理な動きによる負担がかかっても、頸椎はダメージを受けずに済んでいます。しかし、加齢によって椎間板はゴムが古くなるように弾力性を失います。すると、若いうちはすぐに修復された首のダメージが修復されずに蓄積し、頸椎のゆがみなどを引き起こしていきます。

 

頸椎のゆがみは、ストレートネックや頸椎症など、神経障害や深刻な肩こりを引き起こす病気の原因になります。

睡眠時の姿勢

では、首に負担がかからないように眠るにはどうしたらよいのでしょうか。答えはとてもシンプルです。骨格が自然な状態を睡眠中も保つことです。

 

立っている状態で一番体に負担がかからない姿勢があります。両足を肩幅にひろげ、軽く背筋を伸ばし、まっすぐ前を向いた姿勢です。この時、踝、足の付け根、耳がまっすぐ一直線になっています。

 

この姿勢をそのまま床に横たえます。首のカーブと、背骨のS字カーブがあるため、首の後ろや背中と床の間に空間ができているはずです。枕は肩から頭までを支えますが、首のカーブを保った状態で空間を埋めてくれていると頸椎に負担がかかりません。背中の空間にも同様に背骨のS字カーブを保った状態で体を支えてくれるものであれば体に負担がかかりません。

 

sleepwell.hatenadiary.jp

 人は寝返りを打ち、横向きに眠ることもあります。横向きになると、頭と肩の間の空間はさらに広くなります。横向きになった状態でも、頸椎のカーブを守ったまま空間を埋めてくれる枕を使うと頸椎はとても楽で、肩もこりません。

理想の枕の形

枕は、頭だけを支えるものではありません。頭、肩、首の3点を支える機能が必要です。また、寝返りを打つときにも枕から頭がはみ出さないようにしなければなりません。枕は、縦幅も横幅も広いものが良いでしょう。奥行40㎝、幅60㎝くらいあればよいですね。

 

枕の高さは重要です。横たわった時に、頸椎のカーブが自然な状態を保つことができる高さは、男性では6~7㎝、女性は3~4㎝です。出来れば、横になった状態で誰かに肩、首、頭が自然にまっすぐな位置に来ていて、首の後ろに空間が無いかを見てもらうとよいですね。

 

寝返りを打って横向きになると、必要な高さは変わっていきます。枕は中央部分よりも両端の高さが少し高くなっているものを選ぶと、寝返りを打った時には枕の高い位置で頭を支えることができます。

枕の素材の選び方は?

枕の素材にはとてもいろいろなものがあります。そばがらは固く、しっかりとした感触です。ストロー素材も固めで、通気性がよくにおいがこもりにくいという良さがあります。マイクロビーズは頭の形にフィットしてくれますが、枕を包んでいるカバーに少しでもほつれができると中身が外に飛び出してしまいます。低反発素材は、枕が頭の形状に合わせてくれます。しかし、耐久性が低く、へたってしまうとかえって首に負担がかかります。高反発は頭の形状に素材が合わせてくれ、適度な弾力と耐久性がありますが、高価になりがちです。

 

このように、枕の素材は様々で、それぞれの長所と短所があります。一番大切なのは、頭を置いたときのフィット感です。しっかりと大切な頭や首、肩を支えてくれているという安心感が、心と筋肉をリラックスさせ、穏やかな眠りへと誘います。

枕の耐久性

枕は毎日重たい頭を支え続けます。また、睡眠時には大量の汗をかきます。人が一晩にかく汗の量は200cc程度です。当然、頭も汗をかきます。

 

定期的に枕のカバーを洗濯し、枕本体を天日に干すなど、日常的なお手入れは必要です。それでも、枕には寿命があります。脊椎の形状を守り、健康を守るための投資と考えて、枕は寿命が来たら買い替える必要があります。

 

あなたのお使いの枕は、まだ大丈夫ですか?