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生理前の眠気・だるさ:それはしたたかな女の習性だった!

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生理前の眠気・だるさ:それはしたたかな女の習性だった!

生理前は眠気が強く、体がだるくなり、活動的になれません。生理周期にコンディションが影響されるのはつらいですね。でも、生理前の眠気の理由を知れば、したたかな女の習性に驚いてしまいますよ!

 

生理周期と女性ホルモン

女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。女性の生理周期は大体4週間周期です。生理を境として、生理前の2週間と生理後の2週間では、女性ホルモンのバランスが大きく変わってくるのです。

 

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https://www.amoma.jp/column

 

生理が終わって2週間はエストロゲンの分泌量が増えていきます。そして、排卵の1週間前にピークを迎えます。ピークを迎えた後は徐々に減少していきます。

 

排卵の1週間前からプロゲステロンがゆっくりと増えて行き、排卵を機に急激に増加し、エストロゲンの分泌量を上回ります。排卵直後はエストロゲンの分泌も増えるのですが、プロゲステロンの方が分泌量がさらに多くなっています。

 

そして、生理の1週間前になるとプロゲステロンの量が多い状態でどちらの女性ホルモンの量も減少していきます。

 

女性ホルモンと眠気

エストロゲンは、卵胞の成長を守り、子宮内膜を厚くして妊娠を助けます。エストロゲンが多い時は活動的になり、精神的にも安定しており、眠気はあまり感じません。

 

一方、プロゲステロンは妊娠しやすい状態にする働きを持っています。妊娠の成立や継続に欠かせないホルモンなのですが、分泌量が多い時はなんだか体がだるく、眠たくなります。

 

子孫を残すための女性ホルモンの働き

では、2種類の女性ホルモンはなぜこれほどに真逆の働きをするのでしょう。

 

答えは簡単です。女性が妊娠しやすい状態にし、人間という生物の子孫を残すためなのです。

 

エストロゲンは、女性の髪や肌を艶やかにし、バストを大きくしたり、丸みのある女性らしい色っぽいプロポーションを作ります。

 

同時に、気持ちを明るくし、疲れにくくし、活動的にします。

 

そうです、自分の美しさに磨きをかけ、雄にできるだけたくさん出会うべく動き回れる状態にしているのです。

 

では、プロゲステロンの働きはどういう意味を持っているのでしょう?

 

女性が妊娠できるのは、排卵日前後のごく限られた時間だけです。そして、排卵が終わるとプロゲステロンが優位な時期に移行します。

 

女性の身体は、例え妊娠しなくても、「妊娠した時のために子孫を守る」働きをします。

 

妊娠が成立したら、もう雄を探して動き回る必要はありません。それよりもじっと安静にして受精卵が無事着床し、妊娠を継続させなければいけません。

 

その為にプロゲステロンは眠気やだるさをわざと体に感じさせるようにし、女性があまり動きたくない状態にしているのです。

 

生理前の眠気を改善する方法

妊娠や出産は人類にとっても、女性一人一人の人生にとってもとても大事なことです。だからと言って、毎月眠気に襲われるのも大変ですよね。

 

人はつい、元気なときに合わせて行動パターンを作ってしまいますよね。恐らく、エストロゲン優位の元気な時が理想の自分だととらえ、そうでない状態の自分がだめな自分だととらえているのではありませんか?

 

エストロゲンの影響で輝くあなたも、プロゲステロンの影響で守りに入っているあなたもどちらの大事な自分の姿です。プロゲステロン優位の時は、「体がゆっくりした時間を欲している」と考えてはどうでしょう?

 

身体が欲しているのなら、休めばよいのです。ゆっくりとお風呂に入る、ゆっくりとお茶を飲む、家事をさぼってみる、早めにベッドに入るなど。

 

忙しくてそんなことができない、という人ほど、ストレスを抱えやすいので注意してください。時間や物理的に休むことが無理でも、どこかで自分を緩める時間は誰にだって必要なのですから。

 

日中の眠気は、昼食後20分ほど仮眠をとるとかなり楽になります。

 

プロゲステロンの影響でイライラしたり、思うように体が動かなくて困っているという方は、サプリメントで不足しているエストロゲンを補うとかなり改善されますよ。

 

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