睡眠は、人間の体にとってどんな役割を果たしているのでしょう?
人間は、睡眠をとらないと、いずれ衰弱して死んでしまうといわれています。
それはいったい、どうしてなのでしょう?
睡眠の役割
疲労回復
睡眠の効果で一番に挙げられるのが、この「疲労回復」効果です。
日中、仕事や勉強、家事などで疲れがたまると、睡眠欲求も高まっていきます。体は、一定のサイクルで眠りにつくための準備をします。睡眠欲求が高まり、身体が眠りにつく準備を整えると、深い眠りにつくことができます。
眠りは、身体と心の疲れを取り除いてくれます。
ストレスを取り除く
眠りには、ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類の眠りがあり、交互に繰り返し現れます。日中のストレスに関する記憶を、ノンレム睡眠の時間に整理しなおすことによって、ストレスを解消することができます。
記憶を整理する
ノンレム睡眠は、日中に得た情報の記憶を整理するための眠りです。
眠っている間に、脳の神経のつながりをメンテナンスしているというと、判りやすいですか?
ホルモンを分泌する
睡眠時間中に、人間の体では、たくさんのホルモンが分泌されています。
成長ホルモン:身体の組織の成長促進、代謝の促進、細胞の修復、細胞の活性化、身体の恒常性の維持
プロラクチン:乳腺の発育、黄体ホルモンの分泌促進
副腎皮質ホルモン:副腎から分泌されるホルモンの総称、生命維持に欠かせない
性腺刺激ホルモン:精巣や卵巣に働きかけ、生殖機能を記事する
甲状腺ホルモン:新陳代謝に働きかける
細胞を再生させる
睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きによって、細胞を再生させます。睡眠が美肌に欠かせないのはこのためです。
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