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睡眠時無呼吸症候群のダイエット方法

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睡眠時無呼吸症候群のダイエット方法

睡眠時無呼吸症候群の原因で最も多いのは肥満です。肥満によってついたのどの周りの脂肪が睡眠時に気道を塞ぐことによって睡眠時の無呼吸が起こるのです。このタイプの睡眠時無呼吸症候群の患者さんの治療は「ダイエット」の他ありません。ただ、肥満によって睡眠時無呼吸症候群を起こしている人のダイエット方法には、いくつか気をつけなければならないことがあります。

 

睡眠時無呼吸症候群のダイエットの進め方

 

BMIという言葉はご存知でしょうか?BMIとは肥満度を表す数値の事で、BMI25以上を肥満だと定義しています。肥満度は、計算式に当てはめると簡単に割り出すことができます。いちど、自分の肥満度を計算してみましょう。

 

BMIの計算式

BMI=体重(㎏)÷(身長(m)×身長(m))

 

難しい計算ではありせんね。計算機を使うとすぐにBMIが出てくると思います。

この数値を下の表に当てはめてみましょう。

 

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出典:厚生労働省サイトより

 

睡眠時無呼吸症候群にかかる人は、BMI25以上の人が多いのです。睡眠時無呼吸を治すためには、ダイエットをし、脂肪を減らして喉の周りの脂肪が気道を防ぐ状態を改善する必要があります。

 

ダイエットは、食事制限と運動でのカロリー消費の両立が最も効果的な方法です。ただし、肥満(1度:BMI25以上30未満)の人と、肥満(2度以上:BMI30以上)の人では、ダイエットの方法を変える必要があります。

 

睡眠時無呼吸症候群でBMI30未満の人のダイエット方法

BMI30未満の人は、有酸素運動を取り入れた運動を行いながら食事制限を行っていきます。有酸素運動とは、全身を使ったゆったりとした運動です。うっすらと汗をかき、運動中は普通に会話できるくらいの強度の運動を一日20分くらい行います。ウォーキングやヨガなど、自分のペースで行うことができる運動がよいでしょう。

 

食事は、1日当たり今の食事よりも100kcalから200kcal少なくすると、1か月で1~2㎏程度体重を減らすことができます。3食をまんべんなく減らすよりも、夕食のカロリーを優先的に減らす方が効果的です。

睡眠時無呼吸症候群でBMI30以上の人のダイエット方法

BMI30以上の人は、運動によるダイエットは気を付ける点がいくつかあります。なぜなら、積極的に運動することによって、ひざなどの関節に負担がかかってしまう可能性があるからです。BMI30以上の人は、運動よりも食事制限を主体としたダイエットを行い、BMIが25以下になってからウォーキングなどの運動を積極的に行っていきましょう。

 

食事制限によるダイエットの基本は、高蛋白低カロリーの、野菜中心の食事です。主食のお米は100g程度にし、おかずは野菜を多くとり、脂肪分の多い食事は控えるようにします。ただ、急激に食事内容を見直してしまうとストレスでリバウンドしやすくなってしまうかもしれません。また、ストレスは睡眠の質にも悪い影響を与えます。過度の空腹感や、物足りなさを感じないように置き換えダイエット食品などを上手に利用しましょう。

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