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上質な睡眠のためのお役立ち情報です。

質の良い眠りとは

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があることが分かっています。

この二つの睡眠の働きについては、脳科学が発展するとともに、徐々に謎が解明されてきています。

 

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睡眠の質も、レム睡眠とノンレム睡眠が深くかかわっています。

 

質の良い眠りとは

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睡眠段階と睡眠の質

レム睡眠とノンレム睡眠は、90分ごとのサイクルで交互に現れます。

 

ノンレム睡眠は、睡眠時間の中で大体75%を占めていて、眠りの深さの段階は4段階に分かれています。

 

http://www.waseda.jp/student/weekly.html

人は布団に入り、眠りにつくと、まずノンレム睡眠の最も深い眠りに入ります。この第4段階のノンレム睡眠が、1時間半ほど続くと、眠りが急激に浅くなり、レム睡眠があらわれます。

 

最初のレム睡眠は、とてもわずかな時間で、再び眠りは深くなり、第4段階の深いノンレム睡眠に入ります。

 

2回目のノンレム睡眠は1時間ほど続き、急激に浅い眠りになり、レム睡眠の時間が訪れます。2回目のレム睡眠の時間も短く、再び眠りはノンレム睡眠に移りますが、今度の眠りは段階的に眠りが深まり、すぐに段階的に眠りが浅くなり、レム睡眠に移ります。

 

その後は、第2段階程度の浅いノンレム睡眠と、長いレム睡眠が交互に現れ、一定の時間になると目を覚まします。

 

朝起きた時に、「今日はぐっすりと眠れた。」と眠りについて満足できる時と、「なんだか眠り足りない、まだ疲れが取れない。」と感じる時があります。

 

満足できる眠りかどうか、眠りの質を決めているのは、睡眠に落ちた直後に訪れるノンレム睡眠の深さです。

 

最初のノンレム睡眠と、2度目に訪れるノンレム睡眠が第4段階までの深い眠りに入ることができていると、翌朝は十分に眠れたと感じることができます。

 

眠りは90分サイクルでレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しますが、最初の2回のサイクルがノンレム睡眠優勢で、深い眠りを充分な時間をとることができたら、質の良い眠りをとれたといえるでしょう。

 

眠りの質が悪くなるのはなぜ?

最初のノンレム睡眠が短かったり、浅かったりすると眠りの質は悪くなります。

 

日中に受けたストレスは、レム睡眠の時間を長くし、ノンレム睡眠の時間を短くします。また、眠りも浅くなります。

ストレスによって交感神経が強く働くことや、ストレスを分析する為の情報処理にレム睡眠の時間が多く必要になるためです。

 

アルコールは眠りを浅くして、夜中に目を覚ましやすくしてしまいます。また、寝る前にブルーライトをあびると、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。

 

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 寝不足が続くと、眠りが深くなると考えられていますが、過度の睡眠不足は、かえってレム睡眠の時間を長くし、睡眠の質を下げてしまいます。

 

質の良い睡眠をとるためには、環境や生活習慣を見直すことも大切です。