不眠を解消してくれるアロマオイル4選
ラベンダー
ラベンダーは快適な睡眠をもたらしてくれるハーブとして有名です。ラベンダーの香りについては、数々の実験で効果が実証されています。
4人の不眠治療を行っている患者さんに対して、2週間睡眠薬を服用した時の睡眠状態を記録しました。つぎに、睡眠薬を抜いた状態で2週間睡眠状態を記録しました。睡眠薬を飲まない状態では、睡眠時間が短くなりました。
しかし、寝室にラベンダーオイルの香りを充満させると、睡眠時間は睡眠薬を飲んでいた時と同じくらいまで長くなりました。
他の実験では、寝具にラベンダーオイルを含ませると、深い眠りを示す睡眠段階4の時間が延長しました。深い眠りの時間が長かったため、被験者は「睡眠の状態がよかった。」と感じました。
つまり、ラベンダーの香りには睡眠時間を伸ばし、睡眠を深くして睡眠の質を良くしてくれる効果があるようです。
ネロリ
ネロリはビターオレンジ(ダイダイ)の花を蒸留して作られるオイルです。精神疲労やストレスを緩和し、睡眠障害を和らげる効果があります。
眠る前に暗算の問題を解いてからラベンダー・ネロリ・マジョラム・べレリアン・フェンネル・リンデンの香りのなかから1つの香りをかいでもらい、就寝するという実験を行いました。
その実験では、明らかにネロリが最も早く眠りにつくことができました。つまり、ネロリはストレスを和らげて入眠しやすくする効果が高いのです。
シダーウッド
起きているときにシダーウッドの香りをかぐと、心拍数が減少します。これは、シダーウッドが交感神経の働きを弱め、副交感神経の働きを強くするためです。
シダーウッドは副交感神経の働きを助けるため、寝つきを良くしてくれます。また、夜中に目が覚める中途覚醒をおきにくくしてくれる効果もあります。深い睡眠である睡眠段階4とレム睡眠の時間を増やし、睡眠の質を良くしてくれるのです。
カモミール
カモミールは神経の興奮を抑えてくれる作用があります。カモミールの成分が神経細胞に働きかけ、興奮を抑制するように働きかけてくれるからです。カモミールティーは昔から安眠に良いといわれていました。ただ、カモミールには利尿作用があり、睡眠中に尿意を感じてしまう可能性があります。カモミールの効果を利用するのであれば、やはりアロマオイルがお勧めです。
アロマオイルはアロマディフューザーでお楽しみください。
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