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夜のコーヒーで時差ボケを修正する方法

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夜のコーヒーで時差ボケを修正する方法

夜のコーヒーは寝つきを悪くします。これについては、昔から言われていたことで、実際に寝る前にコーヒーを飲んで眠れなくなったという人もいると思います。しかし、コーヒーと睡眠について根拠のある研究がされたことはあまりないようです。

 

しかし、最近になって夜にコーヒーを飲むと眠りにくくなり、朝起きにくくなるのはカフェインによって体内時計にずれが生じるからだという研究結果が発表されました。

 

この体内時計のずれを意図的に操作すると、外国から帰国した時に生じる時差ボケを早く解消できるのではないでしょうか。

 

ニュージーランドに長期滞在していた日本人の時差ボケをコーヒーによって修正する方法

ニュージーランドと日本の時差は3時間です。ニュージーランドの方が日本よりも3時間すすんでいます。ニュージーランドに長期滞在している人は、いつの間にか体内時計もニュージーランドの時間に慣れて生活しています。人間の身体はどんなに慣れ親しんだ環境にあった体内時計で生活していても、変わった環境に順応できるのです。

 

ニュージーランドに長期滞在していた人が日本に帰国すると、当然3時間の体内時計の遅延にしばらく辛い思いをします。日本の12時に眠ろうとしても9時ごろには睡魔に襲われます。7時に起きようと思っていても、4時には目が覚めてしまうでしょう。9時に眠りについて4時に起きて活動するという習慣は、健康的だとも取れます。しかし、社会生活を送るうえでは多少なりとも不便を感じることでしょう。

 

そこで、夜のコーヒーを使って体内時計を遅い方向にずらし、できるだけ早くに時差ボケを解消する方法をご紹介します。

 

眠る時間の3時間前にあえてとても明るい室内で時間を過ごします。睡眠前に控えておきたいスマホやゲームをしても構いません。明るい光は、眠気を誘うメラトニンというホルモンを減少させます。つまり、明かりによって眠りにくい状態をつくるのです。

 

次に、濃くいれたコーヒーを飲みます。

 

これだけで、体内時計は100分くらい遅い方向にずれてくれます。体が日本時間に適応するまで、眠る前の明かりとコーヒーを続けるとよいでしょう。

夜のコーヒーが体内時計を遅らせるという研究の内容

この方法には根拠があります。

アメリカのある研究チームが医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)」にある研究について発表しました。カフェインを睡眠前に取ると、体内時計が遅延するという内容です。

 

この研究では、被験者5人に対して、49日間にわたって実験が行われました。カフェインをとる、明るい光にさらす、カフェインの偽薬をとるという行動を、ランダムに行い、唾液の中のメラトニン濃度を調べて行ったのです。

 

すると、カフェインを摂取した人は40分体内時計が遅延しました。眠る3時間前に明るい光にさらされた後カフェインを摂取した人は、105分体内時計が遅れました。

 

研究チームは、この結果を時差ボケを回避する方法として利用できる可能性があると結んでいます。

未来予想図

カフェインによって時差ボケを解消するという研究はまだまだ実用段階ではありません。不用意に体内時計を乱すと時差ボケを悪化させる可能性もあります。

 

カフェインには体内時計を遅延する効果があるということは実証されました。後は、どのように実用化していくかでしょうか。

 

おいしいコーヒーをゆっくりといただくだけで体内時計をコントロールできたら、便利でしょうね。「体内時計リセットコーヒーミディアム(2時間用)」なんてコーヒーが発売されたら、海外旅行も今よりもっとアクティブに楽しめるのではないでしょうか。

 

そんな未来が実現するまでは、コーヒーを飲むのはお昼までにしておきましょう。カフェインは寝つきと寝起きを悪くします。体内時計を遅いほうにずらしてしまうので。

 

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