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不眠恐怖症|眠れないことへの不安が引き起こす不眠症

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不眠恐怖症|眠れないことへの不安が引き起こす不眠症

不眠症とは、睡眠の量や質が低下し、日中の倦怠感や眠気、集中力の低下など、日中の活動に何らかの悪影響が起こっている状態のことを言います。不眠症は細かく分類することができますが、中でも最も多いのは、精神生理性不眠症という不眠症です。

 

精神生理性不眠症とは、眠れないことを恐れるためにおこる不眠症です。不眠恐怖症という呼び方の方が、判りやすいかもしれませんね。

 

不眠恐怖症と睡眠状態誤認

不眠恐怖症の人は、眠れないことへの不満や辛さを口にします。「眠れなくて困っている。」と不眠を扱うクリニックを訪れることもあります。しかし、不眠恐怖症の人は、実際に眠っている時間や眠りの深さよりも、眠っている時間が短いと感じていたり、眠りが浅いと感じています。実際は10分ほどで眠りについていても、本人は「布団に入ってから2時間以上眠れなかった。」と訴えることもあります。このような、実際の睡眠時間と本人が感じている睡眠状態のずれを「睡眠状態誤認」といいます。

 

不眠恐怖症の人が、全く正常に眠れているのに、眠れていないと感じているということは非常にまれです。不眠恐怖症の人は、実際に寝つきが悪い、ぐっすり眠れないという不眠症の症状を抱えている人がほとんどです。しかし、実際に自分が思っていほど、不眠の症状はひどくない、という傾向は大いにあります。

不眠恐怖症と過覚醒

「眠れない」という状態が、実際に眠れているかどうかは別にして、自覚症状として続いてしまうと、「眠れない」ということに恐怖感を抱いてしまいます。恐怖心は、感情を司っている大脳辺縁系を刺激します。そうすると、脳は過剰に刺激されて過覚醒という状態になってしまいます。

不眠恐怖症がなぜ起こるのか

「不眠恐怖症」という状態になると、日中でも「今日は眠れるかしら」といったような眠りに関する心配事で心がいっぱいになってしまいます。睡眠自体が過剰なストレスになってしまうのです。

 

また、不眠恐怖症になる人は、几帳面でまじめな人が多く、「睡眠は8時間とらなければいけない」など睡眠についての情報に縛り付けられてしまう傾向があります。「8時間眠るのは理想的だけど、たまに6時間の日があっても構わない」など柔軟な発想を持ちにくいのです。そのため、突発的に寝つきが悪くかったり早くに目が覚めて1時間睡眠時間が短くなっただけでも過剰に睡眠不足が原因の疲労を感じてしまい、不安感を持ちます。

 

「眠れなかった分、長く眠って取り戻さなければいけない。」「眠れないかもしれないから早く布団に入ろう」など、不眠を解消する為に何らかの努力をします。すると、眠るということに対して身体が緊張してしまいます。

 

同時に、「今日も眠れなかったらどうしよう」という不安感を抱きます。するとますます身体が緊張してしまいます。不安感は脳の過覚醒も引き起こします。身体が緊張し、脳が過剰に覚醒した状態では、とうてい寝つけなくなってしまいます。

 

不眠で疲労がたまっていれば、寝付いた後は深い眠りにつく日もあるでしょう。不眠の状態が続くと、緊張状態にあっても睡眠欲求が勝って布団についてもすぐに寝つく日もあるでしょう。しかし、睡眠時間を誤認しているので、「今日も寝つけなかった」「眠りが浅かった」と自覚することになります。

 

こうして、実際の不眠や不眠と誤認している状態の朝を迎え、「今日こそ眠れるかしら」と不安は増していくのです。

 

睡眠恐怖症とは、睡眠状態誤認と不眠への不安からくる過覚醒と身体の緊張による不眠が悪循環を起こしている状態なのです。

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