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睡眠中の成長ホルモンで美しくなる方法

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睡眠中はさまざまな種類のホルモンが分泌されています。

成長ホルモンもその一つです。もう成長期は終わったので成長ホルモンは必要ない、というのは誤った認識です。

 

大人にとっても、成長ホルモンはとても大切なのです。

とくに、常に美しくありたい女性にとって、成長ホルモンは必要不可欠です。

 

成長ホルモンの分泌は、睡眠の質ととても深い関係があります。常に美しくあるために、充分な量の成長ホルモンを分泌させるには、どのように睡眠と向き合ったらよいのでしょう?

 

睡眠中の成長ホルモンで美しくなる方法

成長ホルモンの働き

成長ホルモンは、下垂体から分泌されるホルモンです。成長ホルモンという名前の通り、成長期の発育に大きく関係するホルモンです。でも、成長期だけではなく、成長ホルモンは生涯にわたって人間の体に重要な役割を果たしています。

 

子供時代には、成長ホルモンは骨や筋肉、内臓などあらゆる器官の発達を促します。思春期には、男性は男性として、女性は女性として必要な性的な成熟を促していきます。

 

そして、成人になると、代謝のバランスを保ち、細胞の修復を助け、筋肉や骨の質量を保ちます。また、精神的な健康を維持する働きも担っています。

 

各臓器別にみると、次のような働きをしています。

 

  • 脳:記憶や意欲を高める
  • 骨:骨の成長を促し、骨量を維持する
  • 生殖器:生殖機能を正常に保つ
  • 免疫系:免疫機能を正常に保つ
  • 脂肪細胞:脂肪の代謝を促す
  • 筋肉:筋肉の量を一定に保つ
  • 肌細胞:新陳代謝を助け細胞を修復する

成長ホルモンと睡眠の関係

成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という2種類の眠りがあります。

 

sleepwell.hatenadiary.jp

 

眠りについてから3時間くらいが最も深い眠りに入っています。この深い眠りについている時間に、成長ホルモンは分泌されているのです。

 

http://www.nagoyaka-child.com/

上のグラフを見ても分かるように、就寝してから分泌を始めた成長ホルモンの量は急激に増えて3時間後にピークに達し、急激に減っています。その後の分泌量には波がありますが、この波は、睡眠の深さと一致しています。

 

そして、朝日が昇る時間になると、成長ホルモンは分泌されなくなります。

睡眠不足と成長ホルモン

睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌にはどんな影響が起こるのでしょう。

睡眠時間が短いと、成長ホルモンを分泌する時間が短くなってしまいます。また、睡眠が浅くても、十分な量の成長ホルモンが分泌されなくなってしまいます。

 

すると、代謝が落ち、細胞の修復が不完全となり、体の老化が進んでしまうのです。

美しくなる睡眠のとり方

睡眠不足は美容に良くないというのは、成長ホルモンが睡眠不足によって足りなくなるからです。成長ホルモンが足りないと、肌細胞の再生が不十分になって肌のハリが衰えてしまいます。また、代謝が悪くなるとダイエットの効果があらわれにくくなります。脂肪細胞の代謝が悪くなり、太りやすくなってしまうのです。

 

女性が美しくあるためには、成長ホルモンを味方につけなければなりません。

先ほどのグラフを見ても分かる通り、成長ホルモンの分泌は、0時を挟んだ3時間に分泌のピークを迎えます。成長ホルモンの分泌には、以下の条件を満たす必要があります。

 

  • 充分な深さの睡眠
  • 充分な長さの睡眠
  • 10時~11時ごろに眠りにつくこと

まとめ

成長ホルモンは、大人になっても代謝や細胞の再生に重要な働きをしています。成長ホルモンの量は、眠りについた3時間後にピークを迎えます。大体、0時前後だと考えてよいでしょう。充分に深い眠りと十分な長さの眠り、適切な時間の眠りが成長ホルモンの分泌を促します。

 

成長ホルモンは、代謝を助け、細胞の修復を行います。肌の美しさや、ダイエット効果を高めるには、成長ホルモンを味方につける必要があります。

 

女性は常に美しくありたいと願うものです。

美しさのために、睡眠と成長ホルモンを大切にしてください。

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